ハウツーガイド
2024/12/23

適切なコンピューターファンの選び方:考慮すべき重要な要素

空冷式クーラーでも水冷式クーラーでも、ファンを選ぶ際にはケースの熱を放散させる役割が重要です。ファン選びの際には、以下の5つの重要な要素を考慮することが重要です。

1. ファンのサイズ

市場で一般的なファンのサイズは120mm(12cm)と140mm(14cm)です。140mmファンなどの大型ファンは、特に同じRPM(毎分回転数)であれば、より大きなエアフローを実現し、冷却性能が向上します。ただし、すべてのケースが140mmファンに対応しているわけではないため、購入前にケースのサイズ互換性を確認することが重要です。大型ファンを搭載できる場合は、優れたエアフローを実現するため、一般的に大型ファンを選択する価値があります。

2. ファン速度

ファンの回転速度が速いほど、より多くの風量と圧力を発生できるため、より効率的に熱を移動できます。しかし、回転速度が速いほど、騒音が増加し、ファンが振動する可能性が高くなります。この問題に対処するため、多くのファンにはPWM(パルス幅変調)速度制御が搭載されており、システム温度に応じてファンの回転速度を調整できます。高負荷時にはファンの回転速度が上昇し、コンポーネントを急速に冷却します。一方、システム負荷が軽い時には、基本的な冷却を維持しながら騒音を最小限に抑えるために回転速度を低下させます。

3. 気流と静圧

エアフロー(CFM - 立方フィート/分):エアフローとは、ファンが1分間に動かすことができる空気の量を指します。エアフローが高いほど、ファンはケースからより効率的に熱を排出できます。

静圧(mmH2O):これは、ラジエーターや冷却フィンなどによって空気の流れが妨げられる状況で、ファンが空気の流れの抵抗を克服する能力を測定します。静圧の高いファンは、空気の流れが妨げられ、部品を通過するために余分な力が必要となるラジエーターやヒートシンクとの使用に適しています。

4. ベアリングの種類

コンピューターファンには、流体動圧軸受(FDB)、油圧軸受、スリーブベアリングなど、様々な種類のベアリングが使用されています。ベアリングの種類は、ファンの寿命、騒音レベル、安定性に影響を与えます。流体動圧軸受(FDB)は、低騒音と高性能のバランスが取れているため、最も優れたベアリングとみなされることが多いです。高品質のベアリングを備えた適切に設計されたファンは、高い風量と圧力を提供しながら、長期間にわたって静かな動作を維持できます。

5. 設置位置

ファンの取り付け位置は、ファン自体と同じくらい重要です。高性能なファンを使用していても、ケース内のエアフロー管理が不十分だと、ファンが最高のパフォーマンスを発揮できない可能性があります。最適な冷却には、ケース内のエアフロー経路を良好に保つことが不可欠です。ファンは、スムーズな吸気・排気システムを構築し、冷気をケース内に導き、熱気を排出することが理想的です。ケースファンの最適な取り付け方向については、 「PCケースに最適なファンの取り付け方向」に関するガイドをご覧ください。

コンピューターファンの性能は、サイズ、速度、エアフロー、圧力、ベアリングの種類、取り付け位置、環境条件など、さまざまな要因によって左右されます。ファンの選択と取り付けにおいては、これらの要素をバランスよく考慮することが不可欠です。そうすることで、最高の冷却性能とユーザーエクスペリエンスを実現できます。さらに、ファンを定期的にメンテナンスし、清掃することで、寿命を延ばし、安定したパフォーマンスを維持することができます。ちょっとした手入れが、冷却システムを長年にわたって効率的に動作させる上で大きな役割を果たします。

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